黒く染まるヘナ・・・？
予約の際にご新規のお客様が
「いつもヘナをしているので、ヘナが出来るところを探していたの」
と言ってご来店された場合、ものすごく緊張感が漂います。
なぜなら、まだまだ美容室の間でも「ヘナ」を間違った認識のまま、またはアプレとは違う解釈で捉えているお店が多いからです。
ヘナとは主にインドで栽培されている植物です。
その葉っぱを乾燥させて粉状にしたものをお湯に溶き、髪の毛に塗ることで
・白髪がオレンジに染まる
・髪の毛にハリコシが出る
・頭皮に優しい白髪染めができる
・傷んだ髪がキレイになる
などの効果が出てきます。
これは特徴であり、その特徴を生かした使い方をすればいいのですが、
・１００％天然カラー
・自然派
・頭皮や髪に優しい
という良いところにだけ目を向け、
・白髪がオレンジに染まる
という特徴をマイナスな面として捉え
（ま、確かにこれでは外を歩けないな・・）
だったら天然のヘナでも黒く染まるようになればいい！
という考えのもと、染料入りのヘナを作ってしまっているのです。
本来ならヘナ＝１００％自然のものという図式が成り立ちますが、染料入りのヘナを「ヘナ」と呼んでしまうことで、
ヘナ＝１００％自然のものではない
となっちゃったんですよ。
しかもそれがジアミン染料の場合、ジアミンアレルギーだからってわざわざヘナを扱っている美容室を探したにもかかわらず、そこの美容師さんがヘナに対する知識が曖昧なために、ジアミン入りのヘナを使ってアナフィラキシーショックを起こしたという例が起きちゃってるんですよ。
染料が混ざったヘナを使うのは別にいいんですが（アプレでも取り扱ってます）、それを認識して使わないとトラブルになりますのでお気をつけくださいね。
ではまた。
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