カラーと白髪染めの違い
「オヤマダさん、私まだ普通のカラーでいいですか?そろそろ白髪染めじゃないとダメですか?」
と、妙齢の女性ゲストからよく聞かれます。
今日はこの
「普通のカラーと白髪染めの違い」
についてです。
お客様の多くは「普通のカラー」と「白髪染め」の2種類で区別している方が多いのですが、美容師はそういう区別をしていないんですよね。
なぜなら皆様が思う「普通のカラー」と「白髪染めのカラー」って同じものなんですよ。
(え?オヤマダさんバカなの?同じなわけないでしょ!)
という声が聞こえますが、実は同じ「アルカリ性の酸化染料カラー」なんですよ。
ただ、カラー剤に含まれるブリーチ剤の量と、染料の種類や量が違うだけなんです。
このようにヘアカラーチャートも「普通のカラー」と「白髪染め」が一緒になっている商品もあります。
違いは「白髪も染まるカラー」の方が、普通のカラーに比べてブリーチ力が強く、染料が多く配合されています。
私はこちらの方がダメージが強いと考えています。
そして「白髪も染まるカラー」は白髪をカバーする為にブラウンがベースになっています。
なので、表現する色味の幅が比べると少ないですね。
なので、このタイプのカラー剤を使っている場合、お客様の白髪の量や生えている場所によって塗り分けをしたり、2種類のカラー剤を混ぜることで勝手に対応しております。
例えば多いのが、顔まわりの生え際だけ白髪があって、あとはほとんど目立たない場合。
こういった場合は顔まわりだけ「白髪の染まるカラー」をして、あとは普通のカラーを使います。
その方が色味は豊富だし、ダメージは少ないですからね。
そして何年かしたら、残念ながら白髪は増えていってしまいますので、いつの間にか「普通のカラー」から「白髪染め」に変わっていることが多いですね。
なので、アプレのお客様、安心して任せていてください。
それではまた
福岡市中央区警固2−18−17
オヤマダ オサム