こんな美容室には就職するな
9月になりましたね。
この時期になると、美容学校生の就活も終了してきており、まだ残っているのは一部の学生だけという状況です。
今回はその一部の美容学校生、もしくは今就職活動をしている美容師さん向けの記事です。
美容室に就職しようとする時、いろんな条件を考慮すると思いますが、その中でも
「これを見落とすと後で後悔する!」
というポイントを3つお伝えします。
まず一つ目
「デジタルパーマか、エアウェーブを取り入れてない美容室には就職するな!」
です。
(デジタルパーマ)
(エアウェーブ)
パーマの技術や薬剤はこの15年で驚くほど進化しております。
それだけではなく、こうした大掛かりな機器を使わないと出来ないパーマもあります。
しかし、こうした美容機器はそこそこいいお値段しちゃうんですよね(3〜40万円くらい)
なので、その投資ができない美容室オーナーは
(イヤイヤ、私の技術と知識と経験で、こんな高価な機器を使わなくてもパーマかけれるし)
と開き直ったりします。
では質問します。
「あなたはいつまでもいつまでも洗濯板を使って服を洗いますか?」
便利な洗濯機買いましょうよ。
と、ブルゾンちえみ風になってしまいましたが、こうした美容技術の進化に対して適切な投資ができない美容室では、古臭い技術しか身につきません。
さらにそのオーナーは知識と技術と経験があるので、そんな感じのパーマができるかもしれませんが、あなたがそのレベルになるには何年かかるかわかりませんよ。
それよりも、こうした機器を使って、サクッと可愛いパーマかけた方がいいですよ。
では二つ目
「店内が完全禁煙じゃない美容室には就職するな!」
です。
実は美容師の喫煙率は高く、美容師の集まりがあると世間の感覚とは隔離された煙の空間が存在します。
なので、美容室店内は禁煙でも、スタッフルームでは喫煙可の美容室が存在します。
そして美容師さんは当たり前のようにタバコを吸っているのですが、現在世間の喫煙率は18%程度です。
2017年「全国たばこ喫煙者率調査」、男女計で18.2% | JTウェブサイト
その18%程度の人のために、狭いスタッフルームがタバコ臭く、洋服にも臭いがつき、健康にも害がある環境にいるのは非効率です。
そして、このような世間の環境や習慣の変化に対応することなく、今までの習慣を続けているというのは、今後の時代の変化にも対応できそうにありません。
そんなところに就職する必要はないでしょう。
では三つ目
「会社組織なのに社会保険入ってない美容室には就職するな!」
これ、至極真っ当なことですが、できてないサロンがまだまだあるのも事実です。
これは業界の体質的な問題もあります。
そもそも美容室とは職人の集まりでしたので、「就職」というより「修行」という側面が強くありました。
その為に、雇用する側も「会社組織」というよりも「家業」がほとんどで、働く側も独立を前提としたものでした。
なので、「社会保険」というものはほとんど存在しなかったのです(個人事業の場合強制ではない)。
しかし、時代は変わり、美容室も「会社組織」として運営するところが増えました。
中には上場する企業もあるほどです。
そうなると、会社として社会保険に加入することは義務なのですが、昔からの美容室の風習を持ち出して社会保険に未加入のところがまだあるのも事実です。
そういったサロンのオーナーに話を聞くと
「スタッフが手取りが減るのが嫌っていうから」
「どうせ年金はもらえないから」
「社会保険払うとやっていけなから」
などと、どう考えても自分にだけ都合がいい理論を持ち出して逃げようとしてます。
そして自分は毎晩飲み歩いたり、高級車を乗り回したり、ゴルフにうつつを抜かしたりしてます。
そういうサロンは法令遵守などを考えていない古い体質の会社なので、これから就職するんだったら選択肢から外した方が無難です。
社会保険だけではなく、他の部分でも法を犯してる可能性がありますからね。
ちなみにアプレは会社組織ではなく、個人事業として運営しておりますが、スタッフは社会保険に加入しております。
働く方からしたら、法人も個人もあんまり関係ありませんからね。
法人と同じような待遇を用意してないと、良いスタッフが来てくれないですから。
良いスタッフ・・・
良いスタッフ・・・
良いスタッフですよ(笑)
ということで就活中の美容学生や美容師の皆さん、参考にしていただければ幸いです。
ではまた
福岡市中央区警固2−18−17
オヤマダ オサム