だから美容師にはなるなって
昨日夕食中にテレビから
「美容師を辞める・・・」
とのフレーズが聞こえてきたので、ちょっと見ていたら、20年続く大家族の特番でした。
大家族といえば、ビッグダディーしか興味がなかったので知らなかったのですが、まあ同じようなもんなんでしょうね。
どうやらその大家族の中の二人の息子が、美容師になったのはいいけど辞めてしまうので、父親が息子に
『お前らが美容師になりたいっていうから美容学校行かせたのに、美容師を辞めちゃうなんて何寝ぼけたこと言ってんだ』
という感じでダメ出ししている様子が流れてました。
そうしたらその息子が
「美容学校行ったら美容師をやらないといけないの!? そこでいろんな経験して視野が広がったら、他のことをやってもいいじゃないか」
というようなことを語ってました。
・・・
は〜〜〜〜〜
ここにも美容師の犠牲者がいましたか・・・
これね、息子はまともなこと言ってるんですよ。
一つの仕事にこだわる必要なんてないし、やりたくもない仕事や向いてない職業を惰性で続けるのも辛いでしょ。
でもね、父親は
美容学校にかかった学費が無駄な投資に終わったこと
を嘆いてるんだよ!!
父親と揉めることなく辞めるんだったら、払ってもらった学費を耳を揃えて返したらいいですよ。
それを
「とうちゃんが苦労したのはよくわかってるし感謝もしてる」
って言っても、感謝からは学費は返ってこないんだっつーの!!
美容学校って、2年間で200万円くらいが相場で、カリキュラムがしっかりしていてイベント盛りだくさんのところは、300万円くらいかかるところもあります。
それを2〜3年働いて
「や〜めた」
なんて言ったら、小言の一つでも言いたくなるもんですよ。
美容学校卒なんて、世の中に出たら単なる高卒のプータローと変わらんですよ。
だから
「美容師にはなるな」
「子供を美容師にはさせるな」
というわけではありません。
もし美容師になりたいんだったら、まずバイトでいいから美容室で働いてみる。(本音を言えば無償でいいからお手伝いさせてくれるお店で働く)
そして子供が美容師になりたいと言ったら、学費が圧倒的に安い通信課程を勧める。
これでかなりリスクは下がります。
もし途中で投げ出しても、学費には余裕がありますので、新たな投資もしやすいですよね。
余談ですが、夜のお店には「元美容師」という肩書きの方が多くいらっしゃいます(笑)
それではまた
福岡市中央区警固2−18−17
オヤマダ オサム