おすすめ本紹介
今日は早朝からまりちゃんがメイクのレッスンをしておりました。
コミケの日程も近いのに、仕事もよく頑張っています。
若いって素晴らしいですね。
ちょっと前に小林麻央さんが亡くなりました。
乳ガンだったらしく、大変な闘病生活を送っていたそうですね。
彼女も旦那の海老蔵さんも、闘病中はブログを書いていたそうなんですが、ほとんど見てませんでした。
うちの奥さんはずっと読んでいたみたいですけど、私は全く興味を持てなかったですね。
(なぜかな?もしかして冷たいやつだから?)
なんて考えていたのですが、この本と出会って腑に落ちました。
著者の松さや香さんは29歳で若年性乳がんが発覚します。
それからの闘病記ブログのを書籍化したのがこの本です。
小林麻央さんに限らず、有名人の闘病記はファンタジーに包まれたような表現が多いように思います。
そして「愛と友情と家族の絆」がクローズアップされ、感動や悲しみの涙を生み出すんですよね。
いや、いいんですよ!
いいんですけど、なんかこう引き込まれないんですよね。
しかし本書は違います。
まずガン検査からガン発覚までの描写が拍子抜けするくらいリアル(と思う)。
変な暗さはなく、また衝撃を伝えるでもなく、病院でのお医者様との対話をあっさりと表現してるんですよ。
そしてそこからくる不安も治療費だったり、付き合ってる彼氏だったり、仕事のことだったりと自分に置き換えて考えられることばかり。
治療費も具体的な金額が出てるし、彼氏とのこともガンになってからの心情の変化やセックスのこと、または彼の浮気発覚やそれからの修羅場とガンの関わり、仕事と病気の両立に隠された闇など、本当にグイグイ引き込まれるリアルさです。
ブログが元なので、文章にネット的な表現が多いですが、同世代の女性はもちろん、男性にも読んでもらいたい1冊ですね。
久しぶりの読書紹介でした。
それではまた
福岡市中央区警固2−18−17
オヤマダ オサム