梅宮アンナさんが乳がん闘病中ということを公表してました。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Anna Umemiya(@annaumemiya)がシェアした投稿

抗がん剤治療をして、髪の毛は抜けてしまい、現在はウィッグを使用しているそうです。

 

私もがん治療を終えた後のお客さんを何人も見てきました。

 

抗がん剤治療での脱毛の後また髪の毛が生えてきますが、元々の綺麗な髪が生えてくるというよりも、チリチリしたうねりの大きな髪が生えてくることが多いようです。

 

数年前の出来事なんですが、お客さんががん治療をすることになり、長い髪をバッサリとカットしました。

 

抗がん剤治療による脱毛を見越してです。

 

「髪の毛が長いと、脱毛が起きた時に掃除も大変だし、ショックも大きいかなと思って・・・」

 

とのことでした。確か北斗晶もそうでしたね

 

それから半年後、治療を終えたそのお客さんがアプレに来てくれました。

 

この時はカットとかではなく、報告と状況の確認って感じだったので、営業が終わった夜に貸切にして来てもらいました。

 

詳細は割愛しますが、抗がん剤治療による脱毛が終わり、少し生えてきてる状態でした。

 

この時は今すぐにどうこうする段階では無かったので、もうしばらく様子を見てもらうことにしました。

 

さらにその数ヶ月後。

 

「だいぶ髪が伸びてきたんですけど、なんかすごい事になってるんですよ！どうしたら良いですか？」

 

とLINEをいただきました。

 

抗がん剤治療による脱毛の後に生えてくる髪は縮れていることが多いんですよ。

 

それに均一に生えてくるわけじゃなく、長い髪と短い髪の差があってまとまりもなくどうしたもんかわからないと思います。

 

すると現状の写真を送ってくれました。

 

私はその写真を見た瞬間、ちょっと固まってしまいました・・・

 

私は経験も知識もありましたが、今までで１番すごい状態だったんですよ。

 

その状態がこちらです

本人曰く、

 

「なんかち◯毛みたいでしょ？」って。

 

ま、まあそうとも言えますが、ここで笑って良いのか悩ましいところです。

 

私に負担をかけないようにそう言ってくれたんだと思いますが、信頼してるお客さんを裏切るわけにはいきませんのでちょっと作戦を考えます。

 

まず長くなっているような感じですが、トップの神はまだまだ短いです。

 

それに全体のクセが強くてまとまらないので、ストレートかける必要もありそうです。

 

しかし、チリチリした髪は細くてもろく、強い薬剤では髪の毛が持たず、切れてしまう可能性もあります。

 

そこでトップの髪の長さを基準に、しっかりと切り込んで、ストレートは繊細に優しい薬剤とトリートメント処理をして、クセを伸ばし過ぎてペタンコにならないようにやっていきます。

 

仕上がりがこちらです

トップの長さはそのままにしっかり切り込んで、クセを落ち着かせてます。

普通のくせ毛の方くらいにはなりました。

「これでウィッグを被らずに過ごせます〜！」

 

と喜んでいただけました。

 

この時も貸切でやってたんですが、施術中も色々と話してたんですよ。

 

やっぱさ、辛いことも多くて、不安もあってどうしようもなくて・・・

 

だから、この結果に涙を流しながら喜んでくれて、私ももらい泣きしながら

 

「良かった〜良かった〜」

 

って言ってましたもん。

 

あー思い出したらまた涙出てきた(笑)

 

抗がん剤治療後の縮毛矯正は経験と知識無いと大変な事になりますので、お困りの方はまずご相談ください。

 

今回のお客さんは

「私みたいにどうしたら良いかわからなくて悩んでいる人いると思うから、ブログでもなんでも書いて広めてくださいよ！」

と言ってくれました。

 

そんな方にこのブログが届けば幸いです。

 

 
それではまた