「ノン◯◯」は良い。という間違った風潮
美容室ではしばしば「ノン◯◯」という言葉が登場します。
そしてその言葉のイメージからか、「ノン◯◯」とつくと「髪に良さそう」と思う方が多くいらっしゃいます。
5〜6年前大流行した「ノンシリコンシャンプー」
このおかげで「シリコン=悪」「ノンシリコン=良」という勘違いが多く生まれてしまいました。
そしてアプレでも問い合わせが多い「ノンジアミンカラー」
最近特に力を入れて勉強している分野ですが、これはヘアカラーでのアレルギーが絡んできますので、少々ややこしいです。
最後に主に美容師が使う言葉で「ノンアルカリ」
通常、パーマ液やカラー剤で使う言葉なんですが、これも「酸性パーマは傷まない!」と簡単に考えている美容師だと、思わぬ事故の原因にもなっています。
このように「ノン◯◯」と表記されていると、なんだか良さそうなイメージに思っちゃいますが、そうではなくてその状態を表す一つの言葉なだけです。
「無添加」も同じで、「無添加だから安心」ではなく、ただその商品に何らかの成分が「無添加」なだけですからね。
だから「ノン◯◯」や「無添加」が「良い」とか「悪い」とかいうのはわかりません。
ただ、「必要」か「必要じゃない」かはアドバイスできると思います。
先日もブログを見て初めて来てくれたお客様が
「ノンジアミンカラーで」
とオーダーされていましたが、よく話を聞いたらアレルギーではなく、
「頭皮が弱いから、ノンジアミンカラーの方が良いと思って」
という事でした。
その場合、ジアミンの有無よりも、カラー剤を頭皮につけないような塗布技術と、シャンプーの時にカラー剤を残留させないような処理をした方が効果的です。
なので、そのことを了承していただいた上で、ノンジアミンカラーの施術をしました。
とても喜んでいただけました(と、思います)
ちなみに私はノンオイルのドレッシングを愛用しております。
これも
「ノンオイルドレッシングは体に良い」
「ノンオイルドレッシングは痩せる」
というものではなくて、ただ単にダイエット中なのでオイルの摂取を控えているだけで、別に塩でも良いんですけど味気ないのでドレッシングにしています。
「ノンオイルドレッシングにしたから痩せた」
なんてことはないですよ。
ということで、オヤマダイエットブログも是非ご覧になってください。
ではまた
オヤマダ オサム