髪を梳くということ
「急に寒くなってきましたね」
そんな挨拶が多くなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは。まだまだ半袖で仕事をしているオヤマダです
さすがに通勤時は上着羽織ってますよ!!
さて先日お客さんから
「最近髪が少なくなってきたので梳かないでください」
と言われました。
「梳く」というのは所謂すきバサミを使ってカットする事だと考えられます。
お客さんにとっては
「髪を梳く」=「髪の量を減らす」
と考えると思いますが、美容師的にはサレだけではなくいろんな意味合いがあるんですよ。
私の場合、「髪を梳く」為に、3種類のすきバサミとカット用のレザーを使ってます。
用途を説明しますと
・髪の量を減らす
・髪の動きをつける
・毛先を馴染ませる
・柔らかさを出す
・髪の立ち上がりをつける
・デザインを作る
などがあるんですよ。
なので、複数のすきバサミを持つことは不可欠で、1本しかないとスタイルの幅が狭くなるかカットが遅くなります。
カットをする時にはこの中のいくつかを組み合わせるので、
「髪を梳かないでください」
と言われても、
「いや、梳きます!!」
となってしまうんですよね。
世の中には「一切梳かない」という美容師もいますが、作ったヘアスタイルはダサいか髪が多い人の苦労を知らないです。
この量は減らさないとストレートかけてまとまったとしても、洗ったり乾かしたり毎日が大変です。
また、髪を梳かれ過ぎてまとまりが悪くなってしまった方がいるのも事実です。
これは「梳く」のが悪いのではなく、美容師の技量なのでお間違えなく。
そして髪を梳くことは普通のハサミでも出来ますので、お客さんから
「髪を梳かないでください」
というのはなかなか難しい要望だということをご理解ください。
もし↑のように梳かれ過ぎて髪がまとまらなくなった経験があるならそのことを伝えた上で
「髪を梳くのは控えめで・・・」
という伝え方をするのが良いと思います。
それではまた
福岡市中央区警固2-18-17
登録番号T7810828348745
オヤマダ オサム