はじめてのおふかい
『出会いがな〜い！』
『この年齢になったら出会いなんてないのよ・・・シクシク』
『職場は男ばっかりで出会いなんてないよ』
と、出会いの無さを嘆く会話はよく耳にします。
するとお節介な人が
「出会いなんて自分から作らないと無いわよ！そんな家と職場の往復で１日が終わって、休日は家でテレビばっかり見てるんじゃ出会いなんてあるわけ無いでしょ!」
と言うわけなんですが、まあそれが出来れば、今頃「出会いが無い」と嘆くことはないですよ。
とはいえ、仕事帰りに寄ったコンビニで缶ビールを取ろうとしたら、石原さとみ似の女子が同時に手を伸ばし
「あ、ど、どうぞどうぞ」
『い、いえ・・お先にどうぞ』
「そ、そうですか。では私はこれを」
『あ！それ美味しいですよね!私もそれ買おうと思ってたんですよ!』
「そうなんですか！じゃあせっかくなんで一緒に飲みませんか？」
『いいんですか!？一人じゃ寂しいと思ってたところだったんですよ！』
「じゃあ早速行きましょう!！」
・・・なんてことは絶対にありませんからね。
やはり出会いを求めるにはなんらかの努力は必要です。
ただ、コンパをするには友人の協力が必要ですし、いきなり婚活パーティーというのもハードルが高いですよね。
そこでオヤマダが目をつけたのがオフ会です。
オフ会とは？
チャットや掲示板などネットワークを通じて知り合ったメンバーどうしが、直接会って親睦を深めることを目的とした会合。100人を超す大規模なオフ会が開催されることもあるが、一般的には数人程度で行うことが多い。 （コトバンクより）
そう、先日ちょっとお話ししていたポケモンオフ会に行ってきました。
大流行も落ち着きを見せつつあり、街中でスマホを取り出してキャッキャ言ってる人を見ることも少なくなりましたが、まだまだ街中でキャッキャ言ってるオヤマダ（４５歳）は、そんなポケモンの話題を共有できる友だちを探そうと、このオフ会に参加することにしました。
いえ、正直に言いますと、ポケモンとかどうでもいいんで、石原さとみ似の女子とお近づきになりたいんです。
そのためのオフ会初挑戦です。
４５歳にしてはじめてのオフ会です。
ということで、先日行ってまいりました。
会場はアプレの並びのビルの３階です。
一応事前の予約をしていたものの、会場はどのくらいの規模で、何人くらい参加するのかは全くわかりません。
さらに男女比はどのくらいなのか？ 常連ばかりじゃないのか？ 一人での参加が多いのか複数での参加が多いのか？不安な要素がたくさん出てきます。
さらに年齢層はどのくらい？学生ばかりだったらどうしよう？みんなと上手くしゃべれるのか？などと数十メートルの距離を歩く間にいろんなことが脳裏にうかびます。
しかしここは前向きに行きましょう！
きっとみなさん温かく迎えてくれるはず。
知らない人同士が集まっても、ポケモンGOを通して会話も弾むはずですし、石原さとみ似の美女も私が持っているラプラスを見て盛り上がるはず。
そんなことを考えながら、エレベーターに乗り込み３階へ。
フロアには２店舗しかないのですぐにわかりました。
外からは中の様子が見えないのですが、恐る恐るドアを開けます。
「こんにち・・・」
ガラーーーーーーーーーン
・・・
あ、あれ？会場間違えた？
あまりにも静かな様子に拍子抜けした私はそう思いましたが、会場内のスクリーンには確かにポケモンの映像が流れていて、それっぽい雰囲気を醸し出しています。
広い店内にはテーブルと椅子が多く配置されていますが、そこにいるのはたった一人・・・
カウンターにいる店員さんに参加費を払い、テーブルへと行き唯一の参加者（♀）の近くに座ります。
その後誰も来る様子はなく、特にイベントを仕切る人もいなく、初対面の二人がスマホをいじりながら向かい合って座る様はシュールです。
一応イベントということなんですけど、主催者側からの催しは一切なく完全に放置状態。
初対面の男女が延々とポケモンGOの話をすること３時間・・・。
心が通じ合った二人は男女の関係になってしまいました。・・・ってならねーよ。
だらだらとした時間でしたが、最後は店員さんも交えてポケモンGOの情報交換になり、楽しい時間を過ごしました。
おかげで翌日には
ポケモンの聖地である福岡タワーに行き、
ピカチューをたくさん見つけました(笑)
ま、今回はちょっと寂しい参加者のオフ会参加でしたが、こうした集まりに参加するのは知り合いを増やすにはもってこいじゃないですかね？
（出会いを求めてるけど一人ではちょっと・・・）
という方の心の支えになれば幸いです（ならねーよ！）
それではまた
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