超ロングの縮毛矯正
超ロングのお客さんが
「縮毛矯正が上手い美容室」
を調べまくってアプレに辿り着きました。
（なんでこんなしょうもないブログばっかり書いてるのに来てくれたんだろう？）
と思ったんですが、なんかクチコミ的なもので賞賛されていたみたいです。
誰かはわかりませんがどうもありがとう！
んで早速カウンセリングしたところ
「何度か縮毛矯正かけて1回目はすごく良かったけど、前回はすぐ取れて毛先の広がりが出てしまった」
ということでした。
クセの戻りが出てますね〜
あと気になるのは毛先のスカスカ具合。
その他にも色々聞いてこれまでの履歴を予想していきます。
1回目はキレイに仕上がったと思うんですよ。
それは髪のダメージが無い状態から縮毛矯正をしたので、失敗の確率が低いからです。
2回目は前回の縮毛矯正かけた部分はダメージしておりますが、新しく伸びてきたところはダメージが無い状態です。
その２つのダメージ度合いが混在した状態なので、施術を分けながらやる必要があります。
さらにこのお客さんはクセの強さが部分によって違うので、その調整も必要になります。
難易度は上がるので、1回目より
（仕上がりが良く無いかな？）
なんて思ったのではないでしょうか？
3回目になると1回目のダメージ、2回目のダメージが残っていて、新しく生えてきた髪とのダメージ差が大きくなってます。
で、よくよく聞いてみると、その間にヘアカラーもやっていたようです。
ここで適切な縮毛矯正が出来ないと、
「すぐ取れて毛先の広がりが出てしまった」
と感じると思います。
お客さんはそう感じますが、これ実は
「縮毛矯正がすぐ取れた」
という訳じゃなく、ダメージによって毛先の広がりが出てしまったんでしょう。
広がりが出たことで、収まりを良く（見せようと）して、毛先の髪の量を減らしてたんじゃないかな？
と予想しました。
それを踏まえた上で最小限のカット。
ダメージ処理に、薬剤５種類の塗り分け、トリートメント処理とアイロンワークで仕上げていったところ
こんな感じに仕上がりました。
縮毛矯正って、美容室側の意識で簡単にも超難しくにもなるんですよ。
「縮毛矯正って、薬塗ってアイロンするだけの単純作業だから、１年目のアシスタントでも出来るよね！」
って感じで、経験浅い子がバンバンやっていることもあります。
しかし、本来縮毛矯正って難易度の高い施術になりますし、このように髪の状態や履歴を読み取って、それに合わせた薬剤設定やアイロンワークが必要なんですよね。
縮毛矯正の値段が安いところは、
「単純作業だから誰でも出来る」
と考えていてるからだと思います。
縮毛矯正をする時のお店選びの参考にしてください。
それではまた
美容室選びに苦労している方の参考になるように
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