美容室でおまかせってアリ?
新元号にお札のデザイン一新。
変化がある時は、誰かが決めてるんでしょうが、その決定のプロセスは多大な労力がかかってそうですね。
我々美容師も、お客様から
「おまかせで」
と言われて、ヘアスタイルの決定権を得ることがあります。
そこで今日の本題。そもそも「美容室でおまかせってアリ?」なんでしょうか。
答えから言います。
ナシです!
意外でしょ?
実際はお任せのお客さんも多いんですが、それは常連さんで
(信頼関係が築けてるな)
という方です。
中には「黙って座っといて」なんて言われてしまう方も・・・(ヒドい美容師だ)
私の場合、常連さんが多いので結果的にそうなってますが、例えば初めてのお客さんが
「おまかせで」
と言ってきても、普通にカウンセリングしますよ。
初めての方の「おまかせ」は
「あなたの好なヘアスタイルにしていいですよ」
ではなく
「私に合うヘアスタイルを考えるのをまかせます」
「自分で考えてもいつもと同じだからまかせます」
「今までいい感じのヘアスタイルになったことがないので、願いを込めておまかせします」
「なんて伝えたらいいのかわからなくてついおまかせと・・・」
「プロに意見するのも申し訳ないのでおまかせと言っちゃう」
などと、ネガティブな思いもあるんですよ。
これ、私は美容師ということを隠してよその美容室に行くんですけど、プロの私でさえ初めての美容室ではこんな心境になって
「あ、あとはおまかせで・・・」
なんて言っちゃいますもん(笑)
なので、その「おまかせ」の中に何が含まれているのか?を考えて、お客様の頭の中にあるイメージを引き出すような質問をしていきます。
ではついつい面倒で「おまかせで」と言っちゃう人はどうすればいいのか?
これ、ポイントが3つありますからそこだけ押さえておいてください。
ひとつ。
「伸ばしたいのか、切りたいのか?」
ふたつ
「今のヘアスタイルを変えたいのか、変えたくないのか?」
みっつ
「これは嫌だということは?」
この三つを決めておいたら「あとはおまかせで」と言っても問題ないでしょう。
例:「伸ばしてるのであまり変えたくないんですが、後ろがもっさりしてるのが嫌です。あとはおまかせで」
「伸ばしてるのであまり変えたくないんですが、髪がハネるのが嫌です。あとはおまかせで」
「今の感じは好きなんで、あまり変えたくないですが、前髪が目に入るのが嫌です。あとはおまかせで」
担当の美容師さんと信頼関係か築けたら、完全に「おまかせ」でも大丈夫ですよ!
むしろ歓迎です!!
それではまた
福岡市中央区警固2-18-17
オヤマダ オサム