美容師が震え上がるビビリ毛
緊急事態宣言が首都圏で発令されるようですが、前回の悪夢が頭をよぎります・・・
もう腹括るしかありませんが、やれることをしっかりやっていこうと思います。
そんな中、
「コロナの影響からアプレまで行くのが難しくなり、近所の美容室に行ったら大変なことになった」
という案件がジョジョに奇妙に増えております。
先日ご来店のお客さんは
「年末に近所の美容室で縮毛矯正したら、かかってなくて毛先がチリチリになったんですけど・・・」
というご相談。
美容師さんならこの時点で冷汗タラーですよね。
色々状況確認したけど、見てみないとなんとも言えない部分もあるので、ご来店いただくことに。
そうしたら
冷や汗が脂汗に変わった瞬間です。
顔まわり、襟足の中間から毛先にかけてがこんな感じになってました。
これは通称「ビビリ毛(げ)」と呼ばれるもので、髪がご臨終になってしまったことを意味します。
なので、本当は切ることがベストなのですが、さすがに半分の長さにするのはちょっと・・・
ということで、ちょっと考えます。
ここで、例えば新規のお客さんや、まだアプレ歴が短い方は申し訳ないのですが、何もせずに、もしくはちょっと切ってホームケア商品をお勧めして帰ってもらうことになります。
施術するにはリスクが高過ぎるのです。
これ、美容師さんなら共感していただけると思いますが、お客さんはよくわからないと思うんですよ。
(行きつけの美容師さんならなんとかできるでしょ)
って思ったりして。
でもこのビビリ毛に関しては、なかなかそうはいかないのが実情です。
あらゆる想定をして、3時間ほぼ無言で施術して、どうにかこういう状態にはなりました。
こういう状態にした美容師さんを責める事は出来ません。
こうしてやろうと思ってる人なんていないのですから。
そして知識不足、技術不足というのもあるかもしれませんが、その時の状況ってのもありますので、一生懸命やった結果、こうなってしまっただけです。
どんな上手い美容師もこういう事態になる可能性はありますよ。
ただ、一つ言えるのは、いろんな美容室を渡り歩く人ほどこうなるリスクは高まるという事です。
髪の毛は生まれ変わりません。
施術は履歴として切るまでずっと残ってるんです。
それを一つのお店で管理してるのか、複数のお店で管理しているのかでは、危険度は確実に変わります。
どうかお気をつけください。
それではまた
福岡市中央区警固2-18-17
オヤマダ オサム